発達障害彼女とのデートに、なぜ、映画はオススメできないのか

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 大人気シリーズ「発達障害女性をデートに誘ってデートをつつがなく成功させる方法」シリーズの第5弾です。

 ちなみに、前回はこちらです。

発達障害彼女とのデートに、映画はオススメできない

 さて、これまでのシリーズをお読みになられて、無事、憧れの発達障害(ASD,ADHDなど)の彼女とのデートの約束を取り付けたとして、どこに行くか、と頭を悩ませると思います。
 物静かで運動は苦手、インドアで楽しめるもの、と言うと、真っ先に思いつくのが映画、かも知れませんが、率直なところ、映画はオススメできません。その理由を3つ、挙げたいと思います。

理由1.気持ち悪くなる


 発達障害の方は感覚過敏等を持っていることも多いです。
 映画のように、暗い空間で強い光と四方からの大音量で攻められると、疲労感、偏頭痛、めまいなどが発生することがあります。
 私の場合は、映画を見ている間は結構平気だったりするのですが、見終わってから、まっすぐ立てないような状態になり、これが30分とか持続します。
 以下も参照ください。
 → ドクターズガイド「映画鑑賞時に起こる頭痛の原因や対処法があったら教えて下さい。」

 この症状は、個人差も大きいみたいですが、どうしても彼女と映画を見に行きたい場合は、そういった症状がこれまでにあったか、彼女に聞いてみると良いと思います。

 ちなみに、蛇足ですが、アスペ嫁は、

    嫁「見たい映画なら一人で見に行けるし、
     二人で見てわざわざプライベートスペースを侵される意味が分からない。」

と、情緒のかけらもないことを言っています。ご参考まで。

理由2.理解できない

 映画のように、話がどんどん進んでしまうものは、自分でスピードをコントロールできません。
 もともと、聞き取りに難があることも多く、聞き逃したまま話しが過ぎていってしまうこともままあります。こうなると話しが理解できず、どんなに楽しい映画でもつまらない時間になってしまいます。
 これを補助する方法として、洋画であれば、字幕と吹き替えを選ぶ方法はあるかもしれません。と言うのも、発達障害の方には、聴覚優位と視覚優位のいずれかを持っている方が多く、得意な方を選択することで、十分話しについていけることはあります。

 しかし、もう1つ大きな問題があります。それは、発達障害の方は共感力が低い方が多く、例えば恋愛映画のような感情の機微に触れるような作品の場合は、文字通り、主人公の感情を理解できないことはままあります。
 発達障害の方は、恋愛感情が希薄と言うのも、理由として挙げられると思います。
 私の記事も参考にどうぞ。
  → 発達障害女性は恋愛感情が希薄とされることに対する私の持論

理由3.逃げられない

 基本、発達障害の彼女は、緊張やプレッシャーに弱い方が多く、例えば映画を見るとトイレが近くなったりします。
 いわゆる、青木まりこ現象(Wikipedia参照)です。
 他にも、ボーっとしてるのが好きな割りに、じっとしているのが苦手という傾向などもあるようです。

 もう1つ、大きな理由に、発達障害の彼女は、長い集中が苦手です。
 発達障害の一つの特徴とも言われる「過集中」ですが、これは集中力の短距離走とも言えます。嫁の場合は、目安として30分が集中力の1つの限界です。そのため、例えば受験勉強の時などは、キッチンタイマーを30分でセットし、集中して勉強、その後休憩、という、ポモドーロテクニック(もどき)を活用していたようです。
 → 参考「仕事の集中力を高める。「ポモドーロ・テクニック」の活用法を改めて

 嫁は、適度な集中で継続時間を長くしたり、過度に集中して継続時間は短くするなど、集中力を調整できるような訓練をしたそうです。
 しかし、この能力自体、相当体力を消耗しますし、体調によってはこういった工夫をするのが困難なときもあります。いずれにせよ、あまりオススメしません。

 また、ADHD傾向のある外科医の方は、強力な集中力をある程度持続できるそうですが、他の時間はポンコツ、などと言った話も聞きます。

 このように、発達障害の方でもいろいろな方がいると思いますが、映画は2時間近く継続した集中が求められるものですので、配慮された方が良いかと思います。

博物館、美術館もオススメ!

 と言うわけで、「発達障害彼女とのデートに、映画はオススメできない理由」を3つ、説明させていただきました。
 インドア系でオススメのデートと言うと、私は断然、博物館や美術館をオススメします。
 自分のペースで進められ、知的好奇心も満足でき、静かで、体調が悪くなっても容易に座れるし離脱も可能と、いいところが揃っています。彼女が好きなテーマの企画展が偶然やっていたりしたら、テンションが上がるかと思います。
 うちは、嫁が精神障害者保険福祉手帳3級を持っているので、本人はもちろん同伴者1名まで無料のところが多く、結構行きました。ちなみに、手帳を持っている場合の入場方法は、チケットは買わず、そのまま入り口に行って手帳を見せれば入れるところが多いと感じていますが、施設によっても微妙に違うようですので、聞いちゃった方が早いと思います。

自宅デートなら映画鑑賞も吉

 ・・・と、いろいろ書きましたが、新型コロナウイルスの拡大防止を受け、昨夜の都知事の会見で今週末は外出自粛要請。首都は厳戒態勢、といったところです。

 不要不急の外出は避け、自宅デートで映画鑑賞、であれば、上記のような問題もなく、ゆっくり映画を楽しめると思います。

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