蘇の次に来るものは醍醐!?~オーパーツへの探求
こんにちは。宇多ママです。
蘇が大変な話題に!
今、蘇が大変話題になっています。平安時代に全国で作られ納税品になっていたと言う古代チーズ、蘇。一斉休校などで農水酪産物の消費が懸念される中、微笑ましいニュースだと思います。
あ、一斉休校と言えば、こちらの記事もぜひ読んでください(宣伝)
→一斉休校で出来る家庭学習ステップ1~東大文学部OGの視点
蘇について詳しいことはWikipedia(蘇)をご覧ください。
蘇の次は醍醐!?
上記蘇のWikipediaを見ていると、気になる項目に気付きます。醍醐!!!
醍醐味などでも知られる、なんかすごくとってもむちゃくちゃスーパーおいしいものです。きっとそうなんです。
(イラストは後醍醐天皇)
でも、誰もその味を知りません。なぜなら、レシピすら残っていないから、です。もとい、なんなのか、よく分かっていません。
詳しくは、Wikipediaの醍醐を参照ください。
古代スイーツならアマヅラもおすすめ!?
再現が不可能な醍醐に比べ、実際に再現できる古代スイーツとして挙げられるものに、アマヅラがあります。
こちらは、日本版メープルシロップとでも言えますでしょうか。ブドウ科のツル性植物(またはアマチャヅル)を煮詰めて精した甘味料です。
縄文時代の貝塚からも出土されている、屈指の古代スイーツで、かの清少納言もカキ氷シロップとして食したとか。
こちらは、奈良女子大学で再現実験などもしています。Wikipediaを含め、以下のリンクを参照ください。
→Wikipedia アマヅラ
→奈良女子大学「文化史総合演習」チームによる幻の甘味料あまづら(甘葛)の再現実験
アマヅラは、ご家庭にあるツタでどなたでも再現できるお気軽スイーツですので、皆さんもぜひお試しください。(ジョークです)
オーパーツを求めて
このように、失われた歴史に対する憧れは、さまざまな分野にあります。
例えば、歌舞伎で十八番という言葉があります。
十八番(じゅうはちばん、おはこ)とは、もっとも得意な芸や技のこと。転じて、その人がよくやる動作やよく口にすることば。その人のくせ。
Wikipedia 十八番より
Wikipediaをご覧いただくと分かるように、いわば歌舞伎18選ですが、この18選は、演目は分かっても、詳細は分かっていないことがあります。蛇柳(じゃやなぎ)などもその一例ですが、市川海老蔵は詳細が分かっていない演目に対し、果敢に再現公演なども行っています。
このように、失われた遺物(オーパーツ)への憧れは、どの分野にもあるのだなぁ、と感じたのでした。
(宇多パパ追記)
以上、東大文学部歴史学科(当時)OGの嫁が、つらつら思ったことを楽しそうに話していたので、口述筆記しました。話しがあちこちに飛ぶのでまとめるのが大変でした。
雑文にお付き合い頂き、ありがとうございました汗
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