小さな金メダル ~娘氏に金貨を贈った話

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 妊娠中からずっと欲しいと言っていたものがあります。先日やっっっと!買ってもらえたので、今回それを記念してブログにしました。
 今回、我が家は赤ちゃんへのプレゼントで買いましたが、発達障害界隈でも役に立ちそうな話だと思います。

娘氏への金メダル


 欲しがっていたのは娘氏が生まれた2019年のカンガルー金貨です。
 別に育児の役に立つものでもありません。
 妊娠中から、娘氏が生まれてきてくれた事、そして育ってくれた事への、両親からの金メダルとして、娘の成人式の頃渡したいと思っていました。
 大人になった娘氏に金貨を手渡すのが、今から楽しみです。

 そして、娘氏に渡すまで、私自身、金貨に助けられる事が何度もあると思います。
 例えば、娘氏にめちゃくちゃ腹が立った時

    「娘氏が生まれて来てくれたことが1番の金メダルなんだ」

と初心に帰る事もあるでしょう。
 また、母親として自信を無くした時

    「こんな子供想いの母親、滅多に居ない!子供が成人した時の準備を赤ちゃんの頃からやっているなんて凄い!」

と自分を励ます事もあるでしょう。

 消え物より資産価値のある物が良い、という現実的な理由もありますが、それだけではありません。

生きてるだけで金メダル


 昔、私が仕事がなかなか決まらず、フリーターをしていた頃の話ですが(最終的には150社は落ちている筈です)、自分へのプレゼントで金貨を買った事があります。その時は診断前でしたが、発達障害だと薄々気付いていました。
 何回も躊躇して引き返し、金貨を買いにジュエリー店を訪れたのは、冬場の夕方、金取引が終わる間際でした。書類を書いたり身分証の提示をしたりと煩雑な手続をして、そこで買ったのは、お店で売られている中で1番小さな、1円玉よりも小ぶりな1/10オンス(約3.1g)の金貨でした。
 その金貨は、投資という意味もありましたが、何より自分への金メダルの意味もありました。
 即ち、「生きてるだけで金メダル」。

 その後も面接で落ち続けたのは変わりませんが、鬱病などにならなかったのは、「生きてるだけで金メダル」と自分に渡した金貨も影響したと思います。

金貨が自己肯定感を見える化してくれた


 「発達障害は自己肯定感が低くなりやすいため、鬱病など2次障害を生じやすい」というのが定説です。自分へプレゼントしても自己肯定感にプラスに働きましたが、これがもし親など他者から贈られたものならもっと自信に繋がったろうな、というのが娘氏へ贈ろうと思ったきっかけです。

 資産価値ももちろんありますが、自己肯定感が低くなりやすい方は、「生きてるだけで金メダル」という位置づけで金貨を贈る(自分へのプレゼントを含む)ことは、自己肯定感を見える化しやすいのでオススメです。

 故に、最初の方で書いた、「育児中に金貨に助けられる事が何度もある」という発言にも繋がります。

 また、余談ですが、金貨を買ったことで金の相場を見ることに始まり、円相場とか株式相場とか、少し経済にも興味を持ちました。副次的な好影響として追記します。


後半は、金貨の資産価値についてご紹介します。
→ 後半(次のページ)へ

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