デジタル耳栓は聴覚情報処理障害(APD)の助けになる?~僕の妻は発達障害10話を読んで
最近、恒例にしています、月刊コミックバンチの「僕の妻は発達障害」を読んで、の、寄り道的な記事です。
今回は、先日更新された、月刊コミックバンチWebの「僕の妻は発達障害」第10話にちなんだお話を書きたいと思います。
ネタバレを含むかも知れませんので、ぜひ、リンク先で「僕妻」をお読みになられてから、記事を読んでいただけると幸いです。
10話のざっくりした感想
今回の僕妻、重かったです(汗
彼のために頑張りたい、誰かの役に立ちたいと思いながらも、自分はやっぱり「普通」ではなく、思うように行かない・無力感を感じる、そんなことをひしひしと感じる回でした。
カウンセラーさんとの話とかもとても共感するのですが、うまく言葉にできないので、またいずれかの機会に、まとまったら書きたいと、思い、ます(汗
発達障害と聴覚情報処理障害(APD)
そこで、今回取り上げるのは、彼女が通院からの帰り道、街中の雑踏や、電車の中で音酔いをして気持ち悪くなり、途中下車したり車内ではなるべく端に立ったりと、大変な苦労をしていたところ、です。
うちの発達障害嫁にもけっこうあることで、その日の疲れによってもこういったことはよくあると思いますが、基本的には、発達障害の方に多く見られる、聴覚情報処理障害(APD;Auditory Processing Disorder)に原因があると感じています。
聴覚情報処理障害とは?
聴覚情報処理障害については、下のリンクも参照いただきたいと思いますが、平たく言うと、聴覚は正常なのに聞き取りに難があること、とまとめられるかと思います。
このことは、
- 聞きたくないこと(雑音)を聞いてしまう。
- 聞きたいことを聞けない。
- 聞いたことが誤っていたり、内容が長かったり、早かったりすると理解できない。
といったことに分類できるかと思います。
「聞きたいことを聞けない。」というのは、「選択的聴取ができない」と言え、多くの人は、これができることとして、「カクテルパーティ効果」としてよく知られていると思います。
雑音から身を守るグッズ3選
「聞きたくないこと(雑音)を聞いてしまう。」ことで体調を崩してしまうことは往々にしてあり、住環境によっては睡眠(入眠)障害の原因になったりもするので、発達障害の方にとっては大きな問題になるかと思います。
そこで、雑音から身を守るグッズを3つ、考えたいと思います。
雑音から身を守るアイテム1.耳栓
我が家ではいびきが理由で、発達障害嫁は一人で寝て、私と娘は二人で寝ている(参考→アスペ嫁の寝室は別で、私と娘の二人で寝てる(過去の記事))のですが、嫁はさらに日常的に、睡眠時は耳栓をして寝ています。
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使い勝手もよくて、おすすめです。
雑音から身を守るアイテム2.デジタル耳栓
雑音から身を守るアイテムとしては、メジャーなところでは、デジタル耳栓が挙げられると思います。
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我が家でも、これ、買いましたが、合いませんでした。
デジタル耳栓は聴覚過敏には必ずしも合わない
デジタル耳栓はそもそも、以下のような仕組みになっています。
イヤホンに内蔵された小型マイクロホンで周囲の環境騒音(乗り物内での騒音やエアコンの空調音など主に300Hz以下の騒音)を収音し、その逆位相の音を出して騒音を打ち消します。
KING JIM公式HPより
つまるところ、音を音で打ち消す仕組みなのです。
そのせいか、嫁は、

と言って、2度と使いませんでした。残念。
雑音から身を守るアイテム3.イアーマフ
もう1つのアイテムはイアーマフです。
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と言っても、嫁はイアーマフは使ったこともありません。
というのも、近視&乱視で眼鏡が手放せず、眼鏡を押し付けるようにして付けるイアーマフはどうにも肌に合わないようです。
聴覚情報処理障害と過敏症の間でせめぎ合い
ということで、聴覚情報処理障害と、障害を助けるグッズを考えてみたのですが、グッズを使おうにも他の聴覚過敏なども影響して、なかなかすんなりグッズの助けを借りることもままならないのが実情です。
それでもできる範囲で工夫しながら、日常を過ごしていくように頑張ろう、と感じています。
僕の妻は発達障害、コミックス化!
ということで、僕の妻は発達障害、コミックス化、おめでとうございます!
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私は↑で予約しました。Amazonだと表紙なども公開されているようですがアフィリエイトが契約切られちゃったんですよね・・・
これからも楽しみに追いかけていきたいと思います!
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