発達障害の方にも!東京大学文科3類のススメ
宇多ママです。
先日、私は東大文3(文科3類)を薦める記事を書きました。女性に向けての内容でしたが、もう1つ、発達障害(アスペ)の方にも向いていると思います。今回は発達障害サイドから書きます。
- 文3についてなど、そのときの記事はこちら
→ 女子よ来たれ!東京大学文科3類のススメ
東大文3は発達障害に向いている
私は文3入学、文学部卒業です。当時は診断前でしたが、東大文3は発達障害には向いている方向性だったなと思います。その理由は以下の5つです。
- 個性的な人が多い
- 授業&専攻の自由度が高い
- オープン就労なら文3
- 発達障害者が多く、支援体制がある
- 自己肯定感が上がる
上記を1つずつ、説明したいと思います。
理由1 個性的な人が多い
文学部をはじめ人文科学系の科類のため、個性的な人が非常に多いです。
前回の記事に書きましたが、多少の変人でも浮きません。
また、前回の記事で書きそびれましたが、午後1番の大教室講義でのこと、最前列でお弁当を食べ始めた猛者がいました。

「5分ください。食べ終えてみせます」
・・・講義開始5分後・・・

(全員拍手)
なんて光景すらありました(流石に4年間で1回だけ)
単位が足りず撃沈する人は居ても、東大の中で浮くのは難しいと思います。
理由2 授業、専攻の自由度が高い
詳しくは前回の記事に書きました。以下、概要です。
文3では他の文系に比べて選択必修が多く、「この○種類から好きな授業を選択してね」が多いので、興味がある講義を取りやすかったです。
また、文1は法学部、文2は経済学部などのようなエスカレーター式ではなく、文3は3年次からの進学先が文学部、教育学部、教養学部(後期)の好きな学部に進めます。
そのため、法学部、経済学部とやりたいことが決まっていないのであれば、好きな事を中心に出来るので、発達障害の「興味があることには抜群の集中力を発揮するが、興味がないことは大の苦手」という特性がプラスに作用しやすくなります。
余談ですが、私は、文3から文学部への進学を特にオススメします。
文学部は大体の専攻で必修単位が半分強、しかも必修単位の中に選択必修も結構あります。ですので、かなり自由度が高く、興味がある講義を選びやすいです。
理系については分かりませんので割愛しますが、理系科目に興味がある方は理系への進学をオススメします。理系で1番入りやすく女子率が高いのは理2です。
理由3 オープン就労なら文3
オープン就労とは障害があることをオープンにして障害者枠で就労することです。
そもそも、障害者雇用で東大卒が採用できること自体がレアケースですので、差別化出来ます。文1や文2といった、学力の高いところに行く必要はなく、文3がオススメです。
どこの就労移行支援を使おうか検討しているとき、

(大きな実績になりますので)宜しければぜひウチに来てください」
とスカウトされたこともありました。
理由4 発達障害者が多く、支援体制がある
東大は「東京アスペ大学」と揶揄されるほど発達障害の人が多いという話がありますが、コミュニケーションサポートルームというものも設けられ、支援体制があります。
→ コミュニケーションサポートルームへのリンク(公式)
具体的な支援体制として、聴覚障害のある方が入学したときは、講義の文字起こしのアルバイト募集が出ていたこともありました。
このように、制度としてサポートしていくのは東大の強みだと思います。
理由5 自己肯定感が上がる
こちらも、前回の記事と重複する内容ですが、東大へ行ったことで、自己肯定感が上がりました。周りからも凄い人と見られることで上がる面と、高い目標を戦略を立てて達成できたという自信がつく面と、両方あります。
自己肯定感は2次障害にならないためにも大切です。
発達障害の方にも優しい東大文3で、人生を豊かにしませんか?
私は、発達障害の当事者として、東大文3で大学生活を送ることができたことはとても良かったと思っています。
今回、その理由を思い起こしながらまとめてみました。
女子の発達障害の方も、きっと楽しい学生生活を送ることが出来ると思います。
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