発達障害ボドゲレビュー「花札」:二人用1時間6歳~、運6戦略4

Facebook にシェア
Pocket


 昨今、世間で流行のボドゲことボードゲーム。非電源ゲームとも言われるボードゲームは、電源ゲームと比べ、

  • 目に負担をかけない
  • シンプル
  • 上手・下手の差が出づらい
  • 急かされない

などなどの特徴があり、発達障害の方にもおすすめできる遊びだと思います。(もちろん、例外はあります。)
 私自身、ボドゲは大好きで、(子供が生まれる前は)アスペ嫁とボドゲ会(twiplaとかによくある、一般の方が公民館などで開催している会)に行ったり、自宅で遊んだりしています。

 今回から、発達障害の方にも楽しめるボドゲを1つずつご紹介したいと思います。

 記念すべき第1回は、レジェンドとも言える国産ボドゲ、花札を取り上げたいと思います。

(参考)

花札について

 花札にはいくつかのルールがありますが、もっともメジャーなものは、「こいこい」です。
 こいこいのWikipediaのページも参考になります。
 → Wikipediaのこいこいのページ

ゲームの概要

  1. 1~12月の各月を代表する植物が描かれた12種各4枚計48枚の札を使うゲームです。
  2. 2人で遊びます。
  3. 12ラウンド(月)で1ゲーム終了、得点の多い方が勝ちです。
  4. 1ゲームは長くて2時間ほどかかりますが、ラウンドを少なくして短めに遊ぶことも可能です。
  5. 運:戦略=6:4といったところでしょうか。運要素は強いのですが、戦略性も高く、考えさせられるゲームです。

ゲームの流れ

 ざっと流れを説明します。

  1. 場にははじめに8枚の札があります。はじめに配られる8枚の手札から札を1枚場に出し、さらに山札からも1枚札を出します。札が出されたタイミングで同じ月の札があればその札を取得できます。
  2. 取得した札で役を作り、役がある状態で上がるとプレイヤーの得点となります(マージャンに似ています)。いくつかの役がある場合、得点が加算されていき、一定以上の得点を取ると得点が倍になるのでお得です。
  3. 役が出来たからと言って必ずしも上がる必要はなく「こいこい」と宣言することでゲームを続行することができます。ただし、「こいこい」の状態で相手にあがられると、相手の得点が倍付けになるため、見極めが重要になります。

 俗に言う「絵合わせ」ですかね。それに、麻雀のように役を作っていくゲームです。

オススメポイント

  1. 見て楽しい
     和風です。綺麗です。札が配られたときに、

    • 今回は華やかだねー。
    • 一杯やりたいねぇ。(月見酒、花見酒などの役があります。)

    • ジビエ、いいねぇ。(猪鹿蝶(いのしかちょう)という役がありますが、蝶はジビエではない。)

    などなどの感想が自然と洩れます。楽しいです。

  2. 誰でも知っている
     ボドゲというと、ハードルが高い人もいるようですが、花札であれば誰でもとっつきやすいと思います。
     ごく稀に、

      嫁「花札は反社の遊び(ギャンブル)だからダメ!」

    と言う、ご家庭の事情(?)で忌避されているところあるらしいですが、よく分かりません。

  3. 時間の調整ができる

     じっくり遊べば2時間ほどかかる遊びです。12ラウンドかけて遊びますが、ラウンドの繋がりとかはないので、3ラウンド程度で終わらせることもできます。

  4. 運と戦略のバランスがいい
     運要素が強いゲームですが、相手の状況、場、手札などから戦略を練ることが可能です。

      夜神月風「計画通り。」(夜神月風)

    となれば、逆転やフルボッコも可能です。

  5. ルールは簡単だけど奥が深い
     ルールは上記のように簡単で、小さい子供でもできると思います。
     一方で、ゲームを続けていると、次第にプレイヤーの中の人の技術が上がってきます。花札の奥深さの所以だと思います。
     48枚のカードでこれだけ奥深いゲームもそうそうないと思います。
     さすが、国産レジェンドボドゲ。支持される理由が良く分かります。

  6. 得点計算がお互いフォローできる
     得点計算は、決して難しくないのですが、不注意優勢の発達障害の方だと稀に計算忘れなども発生します。
     取得した札など、全てオープンですので、得点計算はお互いに確認しながら進めることができます。

  7. 安い
     ボドゲも結構なお値段がするものが多いのですが、花札は100円ショップでも買えます。
     トランプと一緒になった「花札トランプ」なんてものもあります。
     長く遊ぶなら任天堂のちゃんとした花札もいいのですが、まずお試しでやるなら、100円ショップでも十分かと思います。

マイルール紹介

 花札はマイルールや地方ルールが結構ありますが、嫁と遊ぶときに採用しているルールを紹介します。


  1.  梅に鴬、藤に不如帰、芒に雁、柳に燕の4枚のうち、3枚で4点とします。(鶴は含みません。)

  2. こいこい時、相手に役が出来たら上がり強制
     嫁の性格もあるかも知れませんが、こいこいをしている時にカスで1点とかで上がっても遠慮してしまうことがあったりしたため、こいこい時に相手に役が出来たら強制的に上がることにしました。

外出自粛の折、花札をやろう!

 ということで、ベタなボドゲですいません、花札の紹介でした。

 先日は、外出自粛時の運動不足の解消に、JustDanceをおすすめさせていただきましたが、今回は、みんなで頭を使った遊びを紹介しました。
 先日の記事 → 発達障害の方にも!外出自粛時の運動に「JustDance2020 for Switch」

 発達障害の方にもオススメできるゲームで、安価で簡単、気軽にはじめられて、さらに奥が深いと、魅力たっぷりの花札。一度お試しいただきたいと思います。

 明日は、「ことばのパズル もじぴったんアンコール for NINTENDO Switch」を紹介します。 ←ぇ

←ちょっと参考になった、楽しかった、と思えたら、クリックいただけると執筆意欲がアップアップします(土下座)


フォローお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です