発達障害の方と遊ぶときの待ち合わせ場所に要注意

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理由その1:初めての場所に不安を感じる


 初めての場所、と言うだけで不安を感じます。たぶん、目途が立たないことに対して強い不安を覚える特性に起因していると考えられます。
 こればかりは対処方法はないような気がします。

理由その2:地図はあっても使えない


 はじめての場所であれば、地図を読みながら行くのは必須かも知れませんが、基本的に地図は読めないと思った方がいいです(失礼)。読めたとしても行けないと思った方がいいです(失礼)。
 そもそも、地図を見ながら歩くことはできません。発達性強調運動障害が強く影響しています。

理由その3:人に聞くのは大変

    若者キリッ「分かんないなら誰かに聞けばいいじゃん」

という意見もあるかと思いますが、基本、そんなにコミュニケーション能力はありません(失礼)。
 逆に、空気を読まずにずけずけ聞く能力がある方もいますが、その場で聞いて、聞いたことを再現するだけの短期記憶(ワーキングメモリ)が不足している方もいます。また、聞いた方の説明で方角を言われても、右と左すら分からないこともままあります。

    若者キリッ「分からなくなるたびに誰かに聞けばいいじゃん」

ごもっともですが、実際、これをやって疲弊して、待ち合わせ場所に到着するころにはフラフラになった人を知っています・・・

理由その4:人混みは無茶苦茶疲れる

 有名どころで人が多くざわざわした場所は、それだけで大変な負担になります。感覚過敏や、カクテルパーティ効果が利かないことなどに起因していると思われます。

理由その5:SNSで誘導はできない


 ふつーの人がするような、

    若者キリッ「上野駅で待ち合わせ。あとはLINEで大丈夫っしょ。」

みたいな安易な待ち合わせは厳禁です。待ち合わせをしながら鳴るかも知れないスマホに注意を向け続けるというのは、発達障害にとっては無理難題なマルチタスクと同義です。

 また、上述のとおり、その場で指示された場所に行くのはほぼ不可能です。

 通話でリアルタイムで誘導しようにも、通話の音を聞きながら歩くことはできません。人混みで通話していると、カクテルパーティ効果が起こらず、周りの音と区別することはできません。リアルタイムで(定型発達の言うところの)臨機応変な指示をされると死にます。

 ・・・発達障害の人なら、想像しただけで不安で身震いするかと思います。


理由が分かったところで、次のページでオススメの待ち合わせ場所をご説明します。

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