「語りかけ育児」と「マザーリーズ」はアスペルガー母の強い味方になる

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 宇多ママです。

私のコミュニケーション能力への不安

 アスペルガー(発達障害)である私が母親になる前に、いろいろ準備したことは以前にもご紹介しました。

 他にも、自分が母親になるうえで不安になることはいくつもありましたが、その中でも、子供、と言うか、赤ちゃんとコミュニケーションを取れるかはとても不安でした。

    夫「そもそも会話が通じないであろう赤ちゃんとのコミュニケーションにおいて、
     自分のコミュニケーション能力の不足が原因で、子供の発達に悪い影響を与えるんじゃないか。」

と言うことです。

良著『「語りかけ」育児』

 こういった心配から、育児書を探していたのですが、いくつかの書籍のレビューを確認していく中で、上記の私の心配に一番応えてくれると思ったのが、サリー・ウォード著の『「語りかけ」育児』という書籍でした。
 実は、結構、いいお値段の本なので、買うのに幾度か躊躇したのですが、書店で立ち読みもして、買うことにしました。結果、とても満足しています。

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 この本が良かったと思えた理由として、以下が挙げられると思います。

子供の成長の度合いを見える化できる

 子供(赤ちゃん)の成長の仕方が0ヶ月から4歳まで、基本1ヶ月単位で書かれています(成長が進むと少しまとめて書かれています。)。言葉、体、注意、コミュニケーション等に分けて書かれているので、とても分かりやすいです。
 ただし、多くのレビューでも書かれているように、発達の早い子を中心に書かれているため、あくまでも目安とするのが良いようです。

子供の成長に合わせた接し方が分かる

 子供の成長の仕方にあわせて、接し方のコツが3ヶ月単位で書かれています。
 それも、語りかけ、遊び、TV、本、オススメのおもちゃなど、こちらも丁寧に分けて書かれているのもとても分かりやすいです。

丁寧に言語化されているため理解しやすい

 翻訳であることもあってか、上記のことが丁寧に言語化されているため、発達障害の私にも分かりやすく、読みやすく、理解しやすかったです。

マザーリーズの重要性

 この『「語りかけ」育児』の中で、赤ちゃんに対して語りかける上で工夫したい方法として挙げられていたのは、

  • 高い声で語りかけること
  • 抑揚をつけること
  • 簡潔に話すこと

の3点でした。
 これらはいわゆるマザーリーズの特徴そのものです。

 マザーリーズ(マザリーズとも言う)は、mothereseで、Japan-ese(日本-語)のように考えると、mother-eseは「お母さん語」と訳されるかもしれません。
 「お母さん語」は母であれば世界的に見られる、母が赤ちゃんに対して発せられる言葉の特徴なのだそうです。

 たぶん、お母さんなら誰しも、赤ちゃんと取りやすいコミュニケーションを模索する中で、自然と身につくものかも知れませんが、私はアスペルガーのためか、もともと普段から抑揚がなく平板な喋り方をしているので、マザーリーズを意識して取り入れるようにしました。

発達障害の私にマザーリーズはピッタリだった

 マザーリーズを取り入れて赤ちゃんと接するようにしてから、普段の会話にも副次的にマザーリーズの影響が出ているように感じています。
 と言うのも、抑揚をつけて話すことで、以前よりも親しみやすい印象を持たれることが増えました。

    夫「高い声で話すことや、簡潔に話すことが「表情をつけて話す」いい訓練になったようだね。」

と、夫は評しています。

 私自身、これまで、「感情なく話すね。」と指摘されることが多かったのですが、これに対してどうやって解決したらいいか分かりませんでした。
 それが、アスペルガーの私が母親になる過程で、1つの解決法に出会えたことは、嬉しい誤算でした。

 マザーリーズを纏うことで、今日も私は「どこにでもいる普通のママさん」に擬態して暮らしています。

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