発達障害の方が暑さが苦手な理由を考えてみた
宇多ママです。
夏本番!
長かった梅雨が終わり、本格的な夏がやってきました。
私にとっては厳しい季節の到来です。
発達障害は暑さが苦手
発達障害の方は、暑がりで、また、暑さに対応するのが苦手だと思います。
なぜ暑いのが苦手なのか、考えてみました。
体温調節が苦手
発達障害の症状の中に、「自律神経の調節が苦手」というものがあります。
自律神経とは、代謝や体温などを調節する機能で、無意識的に働いています。
これが弱いため、暑くなると体温調節がうまくいかなくなり、身体に熱が篭りやすいです。そのため、微熱が続くことがよくあります。毎日軽度の熱中症になっているような感じです。
高校生の頃の話ですが、夏場は毎日暑さで保健室通いになっていたことがあります。
特に今年は、新型コロナウイルスの影響でマスクをずっとつけている状態です。熱が篭りやすい口周りがさらに暑くなり、呼吸も穏やかではいられません。
自己管理が苦手
体温調節が苦手なら、屋外では薄着にして、屋内などは1枚羽織るなどすれば良いと思う方もいらっしゃるかと思いますが、感覚鈍麻もまた発達障害でよく見られる特徴です。
感覚が鈍いため暑さに気付かず、服の着脱が出来ずに、気付いたら熱中症になっていた、なんて事も起こります。セルフケアを忘れがちなのも更に拍車を掛けます。
以前、自律神経が弱く、特に夏は体調を崩しやすいことを精神科で伝えたところ、漢方薬が出ました。1日3回定期的に飲み、効果が出るまで気長に飲み続けるタイプです。
が、これは続きませんでした。というのも、頓服ですぐに効果が出る薬(解熱剤とか眠剤とか)は飲めるのですが、どうも定期的に飲む薬は飲み忘れて、結果3日坊主よりも続かないのです。よほど体調の悪い時の薬(例えば抗生物質)なら毎食後でも何とか続けられますが(それでも3日が限度)、薬を飲み続けるのは非常に苦手です。まだ一昨年もらった漢方薬が、ほぼ丸1ヶ月分は残っている筈です。
つまるところ、自己管理が苦手なため、暑さが苦手なことが分かっても、適切な対応が取れないことで、悪循環を招いているような気がします。
エアコンが苦手
夏場の強い味方のエアコンですが、これもあまり得意ではありません。
まず、温度変化が苦手です。いわゆる夏型ヒートショックなのか、冷房の効いた部屋からトイレに行って戻ってくるだけで、寒気が起きたりします。
また、空気が乾燥したりするせいか、咳が多くなることも多いです。
あと、発達障害の特性と言っても過言ではないと思いますが、何気に不安なのがエアコンの消し忘れです。
今まで何回もエアコンを消し忘れているので、タイマーにすることにしていますが、それでも、タイマーにすることを忘れてつけっぱなしにしたまま出かけてしまったりすると、酷く落ち込みます。
まとめ
まとめると、
- 体温調整ができない
- 自己管理が苦手
- エアコンが苦手
などなどが挙げられると思いました。
苦手な時期の過ごし方が課題
朝夕など日差しが弱い時間帯に日光を浴びるなどして自律神経を整えようと思います。
熱中症に気をつけつつ、エアコンも上手く使って、なんとか苦手な季節を乗り切れたらなぁと思います。
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