発達障害の彼女と立てた計画は、扱い方に要注意
大人気シリーズ「発達障害女性をデートに誘ってデートをつつがなく成功させる方法」シリーズの第6弾、今回で最終回です。
前回はこちらです。
発達障害の彼女と立てた計画は、扱い方に要注意
シリーズ第3弾では、発達障害彼女とのお出かけの計画を予定を立てるときに注意したいことをまとめました。
この中で、立てた計画の扱い方について注意を要する旨を書いたのですが、今回はその内容についてご説明したいと思います。
ポイント1.計画は事前に知らせよう
彼女は予定の見通しが立たないことで不安を感じがちです。
11時ころ最寄り駅で落ち合って、お昼ご飯を食べて、●●美術館に行って、夕飯を食べて、20時ころ、最寄り駅で解散、と言った感じで、1日の流れを説明しましょう。始まりの時間と終わりの時間はちゃんと伝えてあげた方が安心感が伝わります。
移動があるのであれば、最寄り駅から◇◇◇線に乗って、△△△駅で■■■線に乗り換え、美術館のある駅まで行く、と、経路を含めて伝えると彼女は安心するかも知れません。
ポイント2.計画は変更しないようにしよう
見通しが立つと彼女は安心します。安心しているからこそ、その計画が変更されると、強い不安に襲われますので、計画は変更しないようにしましょう。
と、ここまでは、簡単そうに思える話しですが、例えば、どこかに行く計画を立て、次の場所に移動しようとした時に、彼女が疲れて動けなくなる、ということは、発達障害の彼女にはよくある話です。
そこで、良かれと思って、

と提案すると、彼女から見ると急な計画変更そのものになります。
疲れている上に不安が増し、最悪パニック発作の原因にまで繋がります。
これを避ける方法は、前回の計画の立て方でもご紹介しましたが、改めてまとめると次のようになります。
計画は緩く立てる
込み入った計画は疲れる原因にもなりえますし、計画通りに進まない場合、上述のような不安の原因になりますので、厳密な計画は立てないようにします。
優先度の高いものからこなす計画にする
行きたい場所がどうしても複数ある場合、優先順位を決め、高いものから順に処理するようにします。
また、

と、キャンセルする可能性も含めて計画すると、当日、疲れて中止になっても、不安は軽減されます。
大事なこと以外の計画は立てない(もしくは伝えない)
「彼女の行きたい場所にあわせて、自分も行きたい場所がある。」
と言った場合は、彼女の計画を優先するか、自分の計画を優先するか考えます。
自分の計画の優先順位が低いと判断されるのであれば、彼女には自分の行きたい場所を伝えない方法もありえます。
当日、彼女の状況を見ながら

などと付け足す方が、元から自分が行きたい場所を計画してキャンセルした場合に彼女が不安を覚えたり、

などの自責を防ぐことが出来るかも知れません。
これは、上述の「計画は事前に伝える。」ことと矛盾していますが、計画がそのまま進む場合と、うまく行かなかった場合に彼女が感じる不安の期待値計算の大小によるので、高度な判断が要求される、かも知れません。
ポイント3.サプライズはご法度
これまでの話で自明なのですが、いわゆるサプライズはご法度です。
もともと、ドラマみたいなシチュエーションを好むようなタイプではありません。
何か伝えたいことなどがある場合は、淡々と、順序だてて、話した方がいいと思います。
そういえばこんなことがありました。
彼女と新居に引っ越そうと、何度か不動産屋に通っていたことがあります。
その不動産屋は、最寄の駅から2~3度乗り換えないと着けない、ちょっと不便なところでした。
その日も、彼女と一緒にその不動産屋に行く日でした。私は、毎回同じ電車に乗っていくのはつまらないだろう、と思い、いつもとは違う乗り換えルートで行くことにしました。そして、違うルートで行くことを彼女に伝えていませんでした。
車内は思ったより混んでいました。人いきれでむせつつある中、途中で彼女が気付きました。

不安が強くなり、その後、パニックに繋がりました。
伝えていないことでも、日常化していることを変えることは、それだけでも計画の変更、突然のことと彼女が捉えるとサプライズになります。注意しましょう
発達障害彼女の体調に気をつけて、楽しいデートにしよう
と言うことで、これまで6回に渡り、「発達障害女性をデートに誘ってデートをつつがなく成功させる方法」と題して、いろいろ思うことを書いて来ました。
食事の話とかも書こうと思ったのですが、食事については以前も書いたことがあるし、重複することも多くなるかと思い、シリーズとしては断念しました。その時の記事は、以下を参照してください。
発達障害の彼女とデートすると、体調やメンタルなど、いろいろ気を遣うことも多いかも知れませんが、計画立てとその扱いを工夫することで、問題を起こさないか、軽減することは十分出来ると思います。
と言っても、私自身、いろいろ失敗を積み重ねながら学んだことも多々あります。
そういった経験をこのような形で皆さんとシェアできたら、とても嬉しく思っています。
これからも発達障害の彼女の特徴をお伝えすることで、皆さんのお役に立てたらいいなぁと思っています。
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