アスペ嫁の料理の段取り、定型夫の解決策

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発達障害の方は家事が苦手

 宇多ママです。

 発達障害の方は家事が苦手、という話はよく聞きます。私は一応主婦をやれていますが、なんとかやれている方法について、今回は料理の話を書きます。
 発達障害の方だけでなく、これから新社会人、新大学生など一人暮らしを始める方にも参考になるかと思います。
 続編で掃除も書けたら良いのでしょうが、掃除は苦手なので無理だと思います。

発達障害は段取りとマルチタスクが苦手


 発達障害はワーキングメモリーが弱く、段取りをたてることが苦手と言われています。
 また、マルチタスクも苦手な人が多いです。
 これらが苦手だと、家事が苦手になりやすいです。

段取りとマルチタスクが求められる料理

 料理は段取りとマルチタスクが家事の中でも突出しています。
 障害者への就労移行支援講座の中でも調理実習が取り入れられているほどです。
 まず、食材から献立を決定(場合によっては買い出し)→調理工程を確認(頭に入っていたら省略)→下ごしらえ→加熱、調味の工程が、品目分同時進行します。

献立をパターン化

 献立を決めるのは大変なので、これをパターン化することで補うこととします。
 基本、毎回の料理は一汁二菜で考えています。一汁三菜にしたい方は、納豆、漬物、冷奴など、既製品をそのまま一品追加してください。


 この中で、汁物をパターン化します。メインが和食なら味噌汁、中華なら卵スープ(中華スープ)、洋食ならコンソメスープにします。あとは具を考えますが、メイン、副菜の残りを突っ込むものとします。
 1つ考える工程を省略するだけですが、それだけでも楽になります。

 メインの一品は、週1は魚にする、などとパターン化することによって、食材が偏らず、また、献立を考える手間が軽減されます。

作業はシングルタスクに落とし込む

 それでは、実際の料理の話をします。

 煮ている時間など、アイドリングタイムは除くと、ほぼシングルタスクに落とし込んでいます。

 今回は仮に、

  • メイン 豚の生姜焼き
  • 副菜  ほうれん草のおひたし
  • 汁物  玉ねぎの味噌汁

の献立で説明します。

作業工程を段取る

 それでは、実際の作業工程を表にしてみます。

メイン
  豚の生姜焼き

副菜
  ほうれん草のおひたし

汁物
  玉ねぎの味噌汁

肉に酒と醤油で下味をつける

小鍋に水を張りコンロを点火

片方の鍋に水を張り煮干しを放り込み点火

ほうれん草を洗って切る

玉ねぎ半玉分を切る

玉ねぎ半玉分を切る

切った玉ねぎを煮干し入りの鍋に突っ込んで煮る

切った玉ねぎを生姜焼きを盛る皿に避難させる

沸騰したらほうれん草を突っ込んで1分半のタイマーを作動
ざるを用意
ほうれん草をお湯ごとざるにあけ、流水で冷やして絞る
小鍋はシンクへ
皿に盛って冷蔵庫へ突っ込む

沸騰したらとろ火にする

調味料を合わせておく
フライパンを用意して点火し、油を引く
肉を焼く
肉の赤みが多少残っているところで玉ねぎを追加する
玉ねぎが半透明になる
合わせておいた調味料を追加して混ぜる
生姜焼きを皿に盛る

冷蔵庫から取り出し、鰹節と醤油をかける

火を止めて味噌をとく
汁碗に盛り付ける

あとはご飯をよそって食卓に運べば完成です。

やっていることはシングルタスクの積み上げのみ。マルチタスクは案外必要ありません。
マルチタスクになりそうな時は工程を品目別に完成させることで、時間は掛かりますが切り替えは不要かと思います。

とはいえ、娘がまだ赤ちゃんのため、一汁一菜、または汁なし二菜の日が多く、主人には申し訳ないなぁと思う日々です。


次が最後のページです。定型発達の夫目線で、アスペ嫁の料理の問題点と解決策をコメントしていきます。

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